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Web制作のエラーを早く解決するための「質問の仕方」とChatGPT活用法【テンプレート付き】

Web制作をしていると、「CSSが効かない」「JavaScriptが動かない」など、原因がすぐにわからないトラブルに直面することがあります。

そんなときに大切なのが、適切な質問の仕方です。質問の質が上がると、解決までのスピードも大きく変わってきます。

この記事では、Web制作での効果的な質問方法と、ChatGPTへの質問に使えるテンプレートをご紹介します。
人に聞くときにもAIを活用するときにも役立つ内容です。


なぜ「質問の仕方」で解決スピードが変わるのか?

Web制作の問題解決には、「原因の特定」が最初のハードルです。

質問の内容があいまいだと、回答する側も情報を引き出すのに時間がかかり、回り道になってしまいます。

一方で、質問に必要な情報がそろっていると、次のようなメリットがあります。

  • 状況をすばやく把握できる
  • 解決策が明確になりやすい
  • 自分自身の理解も整理できる

これは人に質問する場合も、ChatGPTのようなAIに質問する場合も同じです。


Web制作で質問するときに伝えるべき5つのポイント

1. 実現したいページや機能の具体的なイメージ

抽象的に「うまく動きません」ではなく、どういう見た目・動作にしたいかを具体的に伝えましょう。

例:スマホ表示でハンバーガーメニューをクリックすると、縦にナビゲーションが展開されるようにしたい。

2. 現在発生している問題・つまずいていること

  • どのブラウザやデバイスで問題が出ているか
  • どういう状況で再現するか

などを明記します。

例:Safariでだけ、画像が横にはみ出してしまう。

3. 試した解決策とその結果

「〇〇を試したけど、△△のような結果になった」という情報はとても重要です。

例:Flexboxを使って中央寄せにしようとしたが、スマホでは上下中央にならなかった。

4. エラーの具体的な内容(コンソールログなど)

JavaScriptのエラーや、WordPressのエラーメッセージはそのまま貼るのがベストです。

例:Uncaught TypeError: Cannot read properties of undefined


5. 該当するHTML・CSS・JavaScriptのコード

再現できる範囲のコードを過不足なく提示しましょう。できればコードの背景や文脈も添えるとより効果的です。

ChatGPTへの質問でも効果絶大

ChatGPTのようなAIは、入力された情報が具体的であるほど、正確な回答を出しやすくなります

とくに以下の3点をセットで伝えると、かなり実用的な回答が返ってきやすくなります。

  • 実現したいこと
  • エラーや現象の詳細
  • 該当コード

Web制作向け:質問テンプレート集

✅ CSSのレイアウト崩れに関する質問

スマホ表示時に、ヘッダー内のロゴとナビゲーションを横並びにしたいのですが、
iPhoneのSafariでロゴが2段に折り返されてしまいます。

Flexboxの設定や`flex-wrap: nowrap`を試しましたが、改善しませんでした。

以下にHTMLとCSSの該当部分を記載します。

[HTMLコード]

[CSSコード]

どう修正すれば良いでしょうか?

✅ JavaScriptが動作しない場合の質問

クリックでアコーディオンメニューを開閉できるようにしたいのですが、
JavaScriptがうまく動作しません。

試したこと:
- `addEventListener`でクリックイベントを設定
- コンソールで要素の取得確認(null になっていた)

エラー内容:
Uncaught TypeError: document.querySelector(...) is null

該当コード:
[JavaScriptコード]

修正方法を教えてください。

✅ レスポンシブ対応の不具合

768px以下の画面で、カードレイアウトを縦並びに切り替えたいのですが、
3列のまま崩れてしまいます。

以下の方法を試しました:
- メディアクエリで`flex-direction: column`を指定
- カード要素に`width: 100%`を設定

しかし表示が改善されません。

現在のコードは以下です。

[HTML・CSSコード]

どこを修正すればいいか、アドバイスをお願いします。

質問力は「自分で考える力」も鍛えてくれる

質問の前に状況を整理しておくことで、「あれ?自分で気づけたかも…」という自己解決が起きることもよくあります。

また、質問を通じて

  • 自分の理解の整理ができる
  • 他の人の視点を取り入れられる
  • ChatGPTからも再現性のある回答が得られる

といった学びにもつながります。

まとめ:次に詰まったら、まずは「質問の仕方」を見直してみよう

エラーやバグで手が止まってしまったとき、
「なぜ動かないのか?」と悩む前に、「どう伝えれば状況が正しく伝わるか?」を考えてみましょう。

ChatGPTのようなAIも含めて、質問力が高まることで問題解決のスピードと精度が大きく向上します。

まずはテンプレートをベースに、今日の作業で一度試してみてくださいね。

この記事を書いた人
小林 秀樹

Web制作フリーランス9年目|ディレクター・フロントエンドエンジニア
「世界一初心者に優しい」→セカヤサ。

コーポレートサイトやLP、メディア立ち上げまで幅広く対応。コーディングを軸に、UX設計・SEOライティング・サイト運用まで一貫対応。

法律系オウンドメディア立ち上げ支援では、特定のキーワードでのSEO1位を実現し問い合わせ獲得に貢献。また大手専門学校サイトの大規模リニューアル(100ページ超)でのディレクションと実装の両面の経験あり。

最近では、AIツールによる自社サービスUI制作や、ChatGPTを活用した記事執筆フローの構築など、AI時代に対応した制作手法の実践にも注力している。

zenn:
https://zenn.dev/hideki_climax

制作実績:
https://tan-band-c66.notion.site/37abe7077b184b338fd8f53f6873ca1d

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