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自然数の和の公式を知らないエンジニアたち

こんにちは。今回はXで話題になった件について触れようと思います。

発端はこちらの投稿です(勝手に引用してすみません)。

このコードの是非に関しては一概に言い切れない部分があると思いますし、あくまでサンプルなので実際の場面では複合的な要因で何が適切かは変わるでしょう。

また可読性に関しても、個人的には実装内容よりはちゃんと意図がわかる関数名をつけることのほうが影響が大きいと思っていたりします。

しかし、僕が気になったのは「他の人が見やすい方がいいから右」「右の方がわかりやすい」「数学の公式を使うにしてもコメントで説明を書け」という意見が散見されたことです。

Xにいるエンジニアのうち、一定の割合の人が「中学校で習う公式すらも知らない」可能性があるということです。そしてもう一つは、「それを棚に上げてコードの方を劣化させることをよしとする判断」がまかり通るということです。

いや、僕だって何でもかんでも公式にすべきとは思いませんよ。それと常にパフォーマンスを優先すべきとも、可読性を下げていいとも思っていません。

しかし、だからと言って限度ってもんがあると思うんですよ。式単体をポンと置かれたら僕も意図を汲み取れるかかなり怪しいですが、少なくとも今回の例はコメントで意図を書いているわけですよ。その上で式を見たら流石に分かるべきでしょうよ。義務教育でやってる内容ですよ?

もっと言えば今知らないのは別にいいんですよ、覚えればいいんで。でも、それを棚に上げて「誰が見てもわかりやすい方がいいから」といって右に書き換えられちゃうんですよ?

文化祭でやる気のないクラスで唯一頑張ってたら浮いちゃう現象みたいなもんで、そういう時って大体出し物のクオリティがゴミになるじゃないですか。それと同じことが起きているわけです。

こういうことを言うと怒られるかもしれませんが、エンジニアって頭脳労働なわけじゃないですか。それここまでをおろそかにするのは流石にどうなのかな・・・?と思うわけです。可読性というもっともらしい言葉を盾に知識不足を正当化するのは、ね。

そんな話でした。

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